1.チャンネルの種類について
IRCには '#' '&' '+' から始まるスタンダードチャンネル や '!' から始まるセーフチャンネルがあります。
それぞれの種類のチャンネルにはメリットとデメリットが存在しますので、チャンネルを作成する際には想定される利用方法にあった種類のチャンネルの作成をお勧めします。
2.'#' から始まるチャンネル
IRCで最も良く使われているのが '#' から始まるチャンネルです。
このチャンネルではなると(@)を持つチャンネルオペレータが存在してチャンネルの管理を行う事ができます。
匿名(a) や サーバによるオペレータの復活(r) を利用することはできません。
チャンネルの管理者が不要だという理由で、'#' から始まるチャンネルで全員のなると(@)を奪う方が居ますが、そのような利用方法はお勧めできません。
もし、チャンネルの管理者が不要の場合には、'+' から始まるチャンネルを利用することをお勧めします。
理由は、全員が退出した時やサーバスプリットを利用してなるとが復活させられてチャンネルが乗っ取られる可能性があるからです。
3.'+' から始まるチャンネル
このチャンネルの特徴はチャンネルオペレータが存在しないことです。
従って、チャンネルの管理は一切行うことができず、チャンネルが乗っ取られてJoinできなくなることはありません。
もし、チャンネルの管理者が不要な場合だというポリシーならばこの種類のチャンネルをお勧めします。
ただし、この種類のチャンネルでは荒らし行為を行った人物をキックしたりBANしたりすることはできません。
荒らし行為にはチャンネルの利用者がクライアント側で無視リストを利用して対応を行う必要があります。
4.'&' から始まるチャンネル
'&' から始まるチャンネルは同じサーバの利用者としか会話できないチャンネルです。
例えば、irc.tokyo.wide.ad.jp と irc.nara.wide.ad.jp で &aocvip というチャンネルに1人ずつJoinした場合には、メンバーが1人のチャンネルが2つ独立して存在するようになります。
IRCサーバが ircd 2.10 以降の場合には、'#' から始まるチャンネルで使える管理機能の他に、チャンネル内の会話を匿名にする機能(+a) が使えることがあります。
IRCNETの利用者は1つのチャンネルだけでは無く他のチャンネルにもJoinしていることが多いので、'&'から始まるチャンネルは一般的な利用にはお勧めできません。
サーバスプリットを利用してチャンネルが乗っ取られることはありませんが、IRCサーバがダウンした時に乗っ取られる可能性があります。
5.'%' から始まるチャンネル
'%' から始まるチャンネルは CHOCOA というIRCクライアントで使われる形式であり、RFC2811で定義されている正式な形ではありません。
LimeChatではコマンドラインからこの形式のチャンネルにJoinすることはできませんし、CottonなどのIRCクライアントでは処理することができません。
この形式のチャンネル名は使わないことをお勧めします。
'%aocvip' というチャンネルの実体は '#aocvip:*.jp' というチャンネルであり、日本国内のサーバからしか(2005年11月02日修正)Joinすることができないチャンネルです。
チャンネル名を他の人に教えたりWeb上に公開したりする場合には、'#aocvip:*.jp' のような正式な形で伝えることをお勧めします。
ちなみに、チャンネル名の最後に ':*.jp' などを付けることは '#' から始まるチャンネル以外でも利用することができます。
例えば、'+aocvip:*.jp' といったチャンネルも作成することができます。
6.'!' から始まるチャンネル
ircd 2.10 以降で使えるようになった '!' から始まるチャンネルは、チャンネル作成時の時間(年,月,日,時,分,秒)によって "ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ1234567890" を使用した5文字のチャンネル識別子がチャンネル名の最初に付けられて、サーバスプリット時などにチャンネル保全のために利用されます。
そのため、この種類のチャンネルはサーバスプリットを利用して乗っ取ることが極めて困難になります。
この種類のチャンネルにはチャンネルオペレータだけではなくチャンネルクリエータという権限が存在します。
チャンネルクリエータはチャンネル作成時に与えられて、チャンネルから退出したら失われます。
従って、チャンネル作成直後にチャンネルクリエータのみが変更できるモードを設定することをお勧めします。
下記の設定がチャンネルクリエータのみが設定できるモードです。
- 匿名(+a)
- サーバによるオペレータ復活(+r)
匿名(+a) を設定するとチャンネル内での会話は匿名になりニックネームなども表示されなくなります。
このモードは一度設定すると解除できませんのでご注意下さい。
サーバによるオペレータの復活(+r) を設定するとオペレータ権限(o)が消失してから一定時間経過すると、IRCサーバによって1人以上の人物に自動的にオペレータ権限が配布されます。
ただし、この場合には誰にオペレータ権限が配られるか分からないので、オペレータ権限を消失しないようにすることをお勧めします。
このチャンネルはスタンダードチャンネルのように誰も居ない時にJoinしても作成することはできません。
'!!aocvip'のように '!' を2つ付けてJoinすることで作成することができます。
